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■一畑電車広瀬線 |
令和7年7月15日(火) <<前のページ 次のページ>> |
ええっと、一畑電車の広瀬線に来てますねん。
え? 広瀬線? それ、どこやどこや~。
はいはい、ええっと、これこれ。昭和31年の一畑電車の時刻表、見てくださいな。(※1)
山陰線の荒島から出雲広瀬まで、離れ小島の支線がありましてん。全線8.3キロ、25分ほどの短い路線でしてんな。昭和35年に廃止になってます。
と、言うわけで出雲広瀬駅跡へ。
市立病院前近くの栄町集会所があるところが出雲広瀬駅跡なんです。
[地図] 駅の面影は全くありません。
元駅前通りを荒島~広瀬の代行バスが通ります。
だ、代行バスって、廃止したん65年前やねんけど・・・
ささ、荒島まで8.3キロ。ぼちぼち行きましょか。
広瀬駅を出発、スーパー裏の路地が線路跡なんですが、ただの生活道ですな。
[地図] 奥のガレージの裏側に細長い空地があるんですが、草ぼうぼうでさっぱりわかりまへん。
この先線路跡は宅地に飲み込まれますが、1キロほど行くと線路跡っぽい築堤になります。
[地図]
ちょっとだけ、今も電車が来そうな? 雰囲気、かな?
頑張って呼んでみましょう。お~い、電車~~!
来た!
さて、この先もしばらく線路跡っぽい道路が続きます。
鷲湯温泉で線路跡は道路を外れ、左に曲がって小さな川を渡ります。おお? あれは何や?
[地図] どうも、橋脚の残骸のようですな!
鷺湯温泉前を過ぎると、線路跡は県道180号に転用され、2車線道路となっています。
荒島駅前~広瀬を結ぶ黄色い代行バスがここを走っています。バスでも気楽に辿れますねん。
古い地図とにらめっこしながら、植田、飯梨、と駅跡を通り過ぎますが、道路に拡幅されているため、痕跡は全く見当たりません。
さて、荒島まであと数百メートル。ここで由緒正しい線路跡が現れます。
[地図] おお、ええ感じやん。
線路跡は私有地内へ潜り込んで行きます。
何となく琴電の太田あたりの複線用地みたいですな。片付けて線路を敷いて見たくなりますわ。
緩くカーブしながら民家の庭を抜けて行きます。
[地図] 知らん人が見たらただの空地の写真ですが、見る人が見たら、判りますねんな。
そして、山陰線に並行して荒島駅へ到着。
[地図]
いやあ、線路跡っぽい雰囲気なのは両端だけですが、容易に辿れるのは嬉しいですな。
広瀬へは荒島の他、安来、米子駅からもバスがあります。 [バス便]
道中に自販機やコンビニ、スーパーもありますが、徒歩で探索するときは計画的に行ってくださいね。
ではでは~♪
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※1) 日本交通公社時刻表復刻版 昭和36年10月版
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